タンザニアの夜空の色 ~タンザナイト~

以前は12月の誕生石といえば、トルコ石、ラピスラズリ。

12月生まれの友人が、透き通って輝く石がいい、とむくれていたことを思い出します。

トルコ石も、ラピスラズリも不透明な石ですが、綺麗なお石です。

トルコ石なら、スカイブルーに表面の黒やこげ茶の褐鉄鉱の蜘蛛の巣のような石理が魅力的ですし、ラピスラズリは和名で「瑠璃」といい、濃く明るい藍色に金色のキラキラとしたパイライトが入った星空のように魅力的なものなどもあり、どちらもお好みの石を探すことも楽しいかと思います。

最近はこのトルコ石とラピスラズリに加えて、タンザナイトも12月の誕生石に加わりました。

パープリッシュブルーが美しい透明な宝石です。

タンザナイトは、まだ歴史の浅い宝石で、タンザナイト以前には「ゾイサイト」という学名で呼ばれていましたが、青いものは珍しく、ブルーゾイサイトとして存在していました。

1968年にティファニーが、「ゾイサイト」が「スーサイド(自殺)」と聞こえてしまうのを心配して、その唯一の産地キリマンジャロ近くのメレラニ丘陵があるタンザニアに敬意を表して「タンザナイト」とネーミングしたとたんに、アメリカで人気を博し、世界中に広まり、今や誕生石に名を連ねるほどに。

タンザナイトは、その故郷であるタンザニアの夜空の深い色にも例えられる宝石ですが、インクルージョンが少なく透明感があり、角度を変えてみると青と紫がブレンドを違え、中にはほのかなピンクを宿らせているように見える、複雑な輝きとカラーを感じられる多色性があることも魅力です。

カラーチェンジではありませんが、太陽光の下では青みが強く、白熱灯の下では赤みを増したバイオレットカラーに変化しても見える、光に敏感な宝石です。

どの角度から見たらタンザナイトの一番美しいカラーが発色するかを見極める事が、カッターの大切な仕事でもありますね。

神秘的なカラーに加え、産地が1か所だけになるので、その希少性も魅力の一つです。

今後はさらに希少性が増していくかもしれませんので、12月生まれの方はバースストーンとして、ぜひ気に入ったものをお一つお持ちいただくといいのではないでしょうか。

趣の違う数種類の宝石が誕生石だなんて、12月生まれの方は幸せですね。

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