
- ダイヤモンド以外の宝石につきましては、ルース(石のみ)の状態での査定・買取は、お受けできません。
ルビー

ルビーは、酸化アルミニウムの結晶である「コランダム」という鉱物に属します。
モース硬度はダイヤモンドに次ぐ9であり、2%に未たない成分である酸化クロムによって「赤色」を呈しています。
尚、「Ruby」の語源はラテン語の「赤色」を指す「Ruber」であると言われています。
◆ルビーの査定ポイント◆
- 色合い(最高の色合いのルビーは、ミャンマー産の「ピジョンブラッド=鳩の血」といわれているものです)
- 内包物の状態
- テリ・輝き
この3つの査定ポイントを大きさと照らし合わせて点数化し査定時点での需要と供給の情報から査定金額を算出しています。
また、スタールビーは形状やアステリズムのバランスも評価のポイントとして加わります。
サファイア

サファイヤというと矢車草の花の色である「コーンフラワーブルー」に代表されるブルー系の色を呈する宝石として認識されていますが、オレンジ、イエロー、ピンク、グリーン等、実際には様々なカラーバリエーションを持つ宝石です。
ルビ-と同じ「コランダム」という鉱物に分類され、鉄、ニッケル、チタン、酸化クロム等の配合の状態によってこうした様々な色に変化します。
ルビーと同「コランダム」ですのでモース硬度は色に関係なく9となっています。
◆サファイヤの査定ポイント◆
- 色合い(最高の色合いはインドのカシミール地方産出の「コーンフラワー」と呼ばれるものです)
- 内包物の状態
- テリ・輝き
この3つの査定ポイントを大きさと照らし合わせて点数化し査定時点での需要と供給の情報から査定金額を算出しています。
また、スターサファイヤについても形状やアステリズムのバランスも評価のポイントとして加わります。
エメラルド

クレオパトラが好んで身につけていた事で知られるエメラルド。
鉱物学的には、「ベリル」に属しますが「ベリル」はクロムや鉄などの元素の混入度合や結晶構造によって様々なカラーバリエーションを生じさせます。
淡いブルーの場合は「アクアマリン」、淡いピンク色の場合は「モルガナイト」黄色の場合は、「イエローベリル」や「ゴールデンベリル」や「ヘリオドール」と宝石の名称そのものが変わってしまいます。
おなじみの「エメラルドグリーン」のものだけを「エメラルド」と呼んでいます。
アクアマリンやモルガナイトはほとんど内包物を含まない物が多いのですが、エメラルドにのみ「モッシー」と呼ばれるインクルージョンが含まれています。
◆エメラルドの査定ポイント◆
- 色合い
- 内包物の状態
- テリ、輝き
- 形状(シェイプ)
形状については、やはり「エメラルドカット」と言われるスクエアミックスカットのものが最も人気が高いため査定ポイントも高めとなります。
アレキサンドライト

昼と夜で色が変化するアレキサンドライト。アレキサンドライトは「クリソベリル」という鉱物に属します。
同じクリソベリルに属する仲間の石に「キャッツアイ」があります。
◆アレキサンドライトの査定ポイント◆
- 変色の具合
- 色合いの濃さ
- 内包物の状態
アレキサンドライトが他の宝石と決定的に異なるのは、その変色性にあるので、査定の時には最も重要なポイントとなります。
キャッツアイ

猫の目のような光の筋が現れる「シャトヤンシー効果」は、50種類以上の宝石に認められますが、一般的にキャッツアイと言った場合、「クリソベリルキャッツアイ」を指します。
◆キャッツアイの査定ポイント◆
- 色合い(蜂蜜色のものがトップランクとなります。)
- シャトヤンシーの状態
- 内包物の状態
ヒスイ

ヒスイは、よく知られているグリーンの他、赤、白、黄、薄紫、黒など多彩なカラーバリエーションを持つ宝石。
最高品質のものは、グリーン系で「ろうかん」と呼びます。
ヒスイには繊維状の結晶が入っている為、完全に透明な石はありませんが、透明度が高ければ高いほど査定ポイントは高くなります。
また、ヒスイ=ジェダイトの類似石としてネフライトがありますが、取引金額が著しく低くなります。
◆ヒスイの査定ポイント◆
- 色合い
- 透明感
オパール

オパールは、最も高値で取引されるブラックオパール、母岩が茶色のボールダーオパール、メキシコオパール、ホワイトオパールと多くの種類を持つ宝石です。
◆オパールの査定ポイント◆
- オパールの種類
- どの色がどのような遊色効果を見せているか
- ②の色が石全体に対しどの位の割合で入っているか
- 石の表面がどの程度透明感があり、明瞭かつ鮮明な色が出ているか