命をはぐくむ海、とりわけ白い浜を持つ海を閉じ込めたかのようなアクアマリン。

アクアマリンの語源は、aquaは「水」、marinaは「海の」というラテン語です。

和名で藍玉といい、ベリル(緑柱石)という鉱物のうち、透明でブルーのものの宝石名です。

ベリル系の石は、ブルーはアクアマリン、グリーンはエメラルド、ピンクはモルガナイト、黄色はイエローベリル、黄緑色はヘリオドール、無色のものはゴシェナイト、珍しい赤色のレッド・ベリル(ビスクバイト)と、色によって呼び名が変わります。

鉄、クロム、バナジウムなど、様々な元素が混入することで色が変化し、美しい宝石となるのです。

アクアマリンの発色はほんのわずかな鉄元素によります。

ブラジルのサンタマリア鉱山で産出される深いブルーの「サンタマリア・アクアマリン」が最高品質とされているのですが、現在は枯渇し閉山されています。

アフリカのモザンビークの鉱山でも同じように色の濃いアクアマリンが発見され、「アクアマリン・サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。

しかし最近では他の鉱山でも同様のカラーの石が採掘され、現在ではこの深いブルーの物を

一般的に「サンタマリア」と呼んでいるようです。

アクアマリンはブルーにややグリーン味を感じるカラーのものが多い中、この「サンタマリア」はグリーン味を感じない真っ青。マリンブルーカラーです。

海の水がそのまま結晶したかのように透き通る水色が魅力的なアクアマリンですが、古くは船乗りたちのお守りとされていたそうです。

また、船乗りの青年に叶わぬ恋をした人魚が流した涙が、海にこぼれ落ちて宝石になり、それを拾った船乗りがお守りとした。

ギリシャ神話では、海の精霊の宝物が浜に打ち上げられて青い宝石となった。

ローマ神話では、月の女神ディアナの石として、月の光を受けて輝く。

アクアマリンを口に含むと石の精霊を呼び出せ、その精霊に悩みを相談すると解決する…など、とてもロマンティックで幻想的な物語を持つ宝石です。

また「天使の石」とも呼ばれ、若さと喜び、幸せな結婚や子宝に恵まれる石とされています。

アクアマリンは、ローマ神話の言い伝え通り、夜の照明の下でとりわけ美しく輝くということもあり、マリー・アントワネットや、ロシアの女帝エカテリーナにも愛されたことでも知られています。

夜の華やかな会で彼女たちを美しく輝かせていたアクアマリンを想像するだけでもうっとりしてしまいますよね。

美しいブルーの光沢のある輝きと共に、海からの癒しやパワーも感じられるアクアマリンは、3月の誕生石です。

比較的硬度が高く(モース硬度7.5)、耐久性に優れていますので、アクアマリンのジュエリーはデイリーにお使いいただくのにもお勧めです。

※日本ジュエリー協会では正式名称をアクワマリンとしているので、この名前で紹介されていることもあります。

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